日記
2008-12-13 10:56:21
795 ヤマハU7

昨日、生徒さんのお宅に納品された、「ヤマハU7」です

高さはU3系(現YU33)と同じですが、幅が約154センチあり、セミコンサート型グランドピアノとほぼ同じサイズです

外装は、チーク材(今は超貴重!)のオープンボア塗装(つや消し)で、独特の色合いで、一目でU7だとわかります(U7はこの色のみの製造でした)

弾くと、低音から高温までバランスの良い響きで、象牙の鍵盤が指になじみました

2008-12-12 11:52:35
794 ヤマハピアノ最高傑作
小学校1年生のある生徒さんのおうちに、ピアノが登場することになりました
たまたまタイミング良く、お店に展示されていたヤマハのU7というピアノです
U7は、今から約40年前頃から35年前くらいまでの間だけ製造されていたピアノで、前期型と後期型があります。
当時来日した、ある20世紀を代表するピアニストのプライベート練習用に、ピアニストが滞在中のホテルの部屋に貸し出されたのが、グランドピアノではなく、アップライトピアノのヤマハU7だった、そんな逸話があるモデルです。
中の作りが「総アグラフ」と言われる特殊なもの(ベヒシュタインなどの超高級ピアノと同じです)で、響板やケースの木の材質も普及型とは異なるものを使っているようです。
前期型は鍵盤が象牙で出来ていています。
そんな訳で、音色も含めて、製造から40年経った今でも、諸説はありますが、「U7がヤマハピアノの最高傑作」と言う人は多いようです
今となっては中古を探すよりありません。
もともとU7は販売台数が少なく、中でも前期型はめったに市場に出ません
それが
なぜかヤマハ倉敷店の隅っこに展示されていました。
約2ヶ月も
おすすめしたところ、お子さんも気に入り、何より、そんな貴重なピアノが2ヶ月も売れずに待っていた!という、何だかご縁を感じさせることもあり、生徒さんのお家に迎えられる事になりました
おまけで、ピアノと同い年の純正ベンチタイプ椅子も健在で、セットでお家に来る事に
今日お昼に納品で、とっても楽しみです

たまたまタイミング良く、お店に展示されていたヤマハのU7というピアノです

U7は、今から約40年前頃から35年前くらいまでの間だけ製造されていたピアノで、前期型と後期型があります。
当時来日した、ある20世紀を代表するピアニストのプライベート練習用に、ピアニストが滞在中のホテルの部屋に貸し出されたのが、グランドピアノではなく、アップライトピアノのヤマハU7だった、そんな逸話があるモデルです。
中の作りが「総アグラフ」と言われる特殊なもの(ベヒシュタインなどの超高級ピアノと同じです)で、響板やケースの木の材質も普及型とは異なるものを使っているようです。
前期型は鍵盤が象牙で出来ていています。
そんな訳で、音色も含めて、製造から40年経った今でも、諸説はありますが、「U7がヤマハピアノの最高傑作」と言う人は多いようです

今となっては中古を探すよりありません。
もともとU7は販売台数が少なく、中でも前期型はめったに市場に出ません

それが

なぜかヤマハ倉敷店の隅っこに展示されていました。
約2ヶ月も

おすすめしたところ、お子さんも気に入り、何より、そんな貴重なピアノが2ヶ月も売れずに待っていた!という、何だかご縁を感じさせることもあり、生徒さんのお家に迎えられる事になりました

おまけで、ピアノと同い年の純正ベンチタイプ椅子も健在で、セットでお家に来る事に

今日お昼に納品で、とっても楽しみです

2008-11-20 08:44:51
771 ミキピアノ
大阪にある老舗の名門楽器店「三木楽器」
今はどうなのかは知らないのですが、以前はヤマハから完成品供給を受けて、オリジナルブランドの「ミキピアノ」を販売していました
販売台数が少なく、存在は知っているものの、実物は見たことがありませんでした
昨日お邪魔した吉備東幼稚園さん
お遊戯室(?)でライブをさせて頂きました
その準備のとき、、、
ピアノのチェックをしようと、なんとなく「ヤマハのU3(うちにもあります)っぽいなあ~
」と思いながら、まず天板を開けると、「MIKIGAKKI」と刻印されています
製造番号は6万台(ヤマハの約100分の1!やっぱり少ないです!)
次に鍵盤蓋を開けると、、、
「M I K I」の真鍮(しんちゅう)で刻まれたブロック体の文字が
実物は初めて見ました
よくお手入れされていて、高音部が「コロコロ・キラキラ」上品によく響き、弾きやすく、当たりの良い個体のピアノだなあという印象でした
昨日は、そんな個性派ピアノに出会えた一日でもありました
今はどうなのかは知らないのですが、以前はヤマハから完成品供給を受けて、オリジナルブランドの「ミキピアノ」を販売していました

販売台数が少なく、存在は知っているものの、実物は見たことがありませんでした

昨日お邪魔した吉備東幼稚園さん

お遊戯室(?)でライブをさせて頂きました

その準備のとき、、、
ピアノのチェックをしようと、なんとなく「ヤマハのU3(うちにもあります)っぽいなあ~


製造番号は6万台(ヤマハの約100分の1!やっぱり少ないです!)

次に鍵盤蓋を開けると、、、
「M I K I」の真鍮(しんちゅう)で刻まれたブロック体の文字が

実物は初めて見ました

よくお手入れされていて、高音部が「コロコロ・キラキラ」上品によく響き、弾きやすく、当たりの良い個体のピアノだなあという印象でした

昨日は、そんな個性派ピアノに出会えた一日でもありました

2008-10-06 08:28:25
725 ラファエルピアノ

生徒さんのお家のピアノのご紹介です

「ラファエルRU110Wnc」
大手楽器店のオリジナルブランドのラファエルピアノは、韓国の「YAMAHA」の下請けもしている工場で製造されています。
ヤマハピアノを作る品質管理能力がある工場で組み立て、スウェーデンレスロー社製のピアノ弦、アラスカ・シトカ産スプルースの響板を使い、実は結構いい音がします

ピアノの身長は、わずか110せんち

個体の当たり外れはあるようですが、当たりを選べて、しっかりした調律師の方にお願いできれば、音色が上品でタッチもしっかり、良い選択ではないかと思います。
このピアノは、お店で展示されていた個体が良かったので、あえて展示品のその一台を無理を言って納品してもらいました

当たりの一台

昨日、ピアノの様子を見にお邪魔したのですが、お部屋によく似合っていました

2008-09-15 09:39:42
704 1878年!
昨日、広島へ行ってきました
目的は、今からちょうど130年前に作られた、今も現役のピアノ、スタインウェイ社の「The Curve(ザ・カーブ:ピアノ形式名ではなく、ピアノ個体の愛称です)」を見に行く事
朝7時前に普通電車で庭瀬駅を出発
途中、尾道駅で途中下車をして、尾道駅の「櫻屋」さんで朝ラーメンを食べ
、、、ついでにお休みの日なので
も
尾道駅から再出発
駅構内が広く、ホームも長く、のんびりした雰囲気の糸崎駅で貨物列車の通過を眺めながら乗り換え待ちをし、お昼前ごろに広島駅到着
お昼ごはんに向かいました
もうひとつ楽しみにしていた、広島つけ麺のお店「冷めん家」さんはお休み
、「それなら」、と向かったもう一つの広島つけ麺の有名店「辛屋」さんもお休み
、「もう、お好み焼きでいいや」と、たまたま見つけて、お客さんが食べているのが見えたので「ここは開いている
」と入ったお店は、「すみません、今、新規オープン前で、ご招待した方だけなんです。申し訳ありません
」。
お昼ごはんたちが、遠くに感じられました
そんなこんなはありましたが、無事、広島の浜松ピアノさんに到着し、「The Curve」を見ることが出来ました
言われなかったら、130年も前のピアノだとは、僕には判りません。
そのくらい弾き心地が安定していて、音色は「過去の名選手」的なものではなく、「現役バリバリ」でした
「The Curve」と同い年のピアノ椅子も、すわり心地が素晴らしい
弾きながら、「こんな音を鳴らしてやる!」と思うとその音は鳴らず、「仲良くしよう」と思うといい音が鳴りました。
不思議です
ここ広島の「浜松ピアノ社」さんは、「スタインウェイ」はもちろん、うちで使っている「ボストン」、スタインウェイの第3ブランド「エセックス」、チェコの「ペトロフ」、ロシア連邦公認ピアノ「エストニア」、その他ドイツ製や、もちろん日本製、世界のピアノを幅広く扱っておられます。
展示ピアノの状態もとても良く、お店の方(社長さん)とお話しながら、でも、決してこちらが弾くのを邪魔されません。
こちらは弾き比べの気分なので、同じ曲ばかりを違うピアノで次々弾いたのですが、自由にゆったり、色々なピアノを弾かせていただきました。
夜はお好み焼きの「新天地みっちゃん」へ行きました。
、、、大行列で入れず
広島駅でお好み焼きを食べ
、また、普通電車で楽しく帰りました
お話のネタになることがたくさんあったし
、たくさんのピアノに触れることが出来たし
、とっても充実の、良い一日でした~

目的は、今からちょうど130年前に作られた、今も現役のピアノ、スタインウェイ社の「The Curve(ザ・カーブ:ピアノ形式名ではなく、ピアノ個体の愛称です)」を見に行く事

朝7時前に普通電車で庭瀬駅を出発

途中、尾道駅で途中下車をして、尾道駅の「櫻屋」さんで朝ラーメンを食べ



尾道駅から再出発

駅構内が広く、ホームも長く、のんびりした雰囲気の糸崎駅で貨物列車の通過を眺めながら乗り換え待ちをし、お昼前ごろに広島駅到着

お昼ごはんに向かいました

もうひとつ楽しみにしていた、広島つけ麺のお店「冷めん家」さんはお休み




お昼ごはんたちが、遠くに感じられました

そんなこんなはありましたが、無事、広島の浜松ピアノさんに到着し、「The Curve」を見ることが出来ました

言われなかったら、130年も前のピアノだとは、僕には判りません。
そのくらい弾き心地が安定していて、音色は「過去の名選手」的なものではなく、「現役バリバリ」でした

「The Curve」と同い年のピアノ椅子も、すわり心地が素晴らしい

弾きながら、「こんな音を鳴らしてやる!」と思うとその音は鳴らず、「仲良くしよう」と思うといい音が鳴りました。
不思議です

ここ広島の「浜松ピアノ社」さんは、「スタインウェイ」はもちろん、うちで使っている「ボストン」、スタインウェイの第3ブランド「エセックス」、チェコの「ペトロフ」、ロシア連邦公認ピアノ「エストニア」、その他ドイツ製や、もちろん日本製、世界のピアノを幅広く扱っておられます。
展示ピアノの状態もとても良く、お店の方(社長さん)とお話しながら、でも、決してこちらが弾くのを邪魔されません。
こちらは弾き比べの気分なので、同じ曲ばかりを違うピアノで次々弾いたのですが、自由にゆったり、色々なピアノを弾かせていただきました。
夜はお好み焼きの「新天地みっちゃん」へ行きました。
、、、大行列で入れず

広島駅でお好み焼きを食べ


お話のネタになることがたくさんあったし


