日記

2008-05-02 06:58:33

564 国道265号線

昨日は雨でした。

霧島から湯布院(由布院?)に移動しました。

九州の真ん中を縦断する、国道265号線経由で、ちょうど300kmあります。

国道265号線は、霧島から下りた小林市という所から阿蘇市までを結びます。
途中、トンネルなしで三つの峠があり、それぞれの峠は標高700m、800m、1000mを超えます。

一応200番台の国道なので、小林市から安心して入りました。

快走路を走り出し、雨に濡れた新緑の綺麗さに、みんなで「わあ~!」と歓声を上げながら進みます。

程なく、「国道265これより先未整備路。路肩軟弱、幅員狭小、落石注意。山岳路につき走行注意。4トン車以上通行禁止」と書かれた看板が!

ちょっと不安に。

さらに、「国道265から宮崎方面へ分岐の県道、路面崩落のため全面通行止め」の看板が!

かなり不安に。

そこから宮崎県米良までの約100キロ、約3時間半の間、信号はひとつも無く、見えた現役の建物2つ、かつて小さな小学校の分校だったと思われる、色んな植物に覆われ始めている建物ひとつ、行き違いをした車4台。

行き違いは、お互いの技術を認め合う「あうん」の呼吸に、緊張感をプラスした感じで、垂直以上に頭上に被さりゴツゴツの岩側か、同じ角度ではるかに落ちている谷側かを選びます。
岩側は、岩肌が鋭く不規則で、ちょっとでもミスしたら、車は傷だらけ、タイヤはパンクです。谷側はガードレールがあり、表面が滑らかで、車を寄せやすいです。

4回とも岩側になりました(*^_^*)

ハンドル操作は、ゲームセンターのカーレースゲームのハンドリング状態でした。

みんなは、やっぱり「わあ~!」と言っていました。

計算すると、平均時速は20km台でしたが。
(>_<)

そんな思いをして、お昼の1時前、やっと見つけた、なぜか電気をつけずに店内が薄暗い、唯一の食べ物屋さんに入り、おばちゃんに注文しようとした瞬間、おばちゃんが言いました。

「今日、お休みなんです~」

次の食堂まで、再び山道の国道265号線を55km!

空腹をこらえて、それでも何とか次の食堂に1時間半後にたどり着いて、注文しようとすると、お店のおばあちゃんが言いました。

「若いもんが仕入れに行ったから、私が作るけどいい?」

全く問題ありません!

父はご馳走続きでお腹が空いていなかったらしく、いらないと言ったので、うどんを3つ頼み、待ちました。

程なく、「ごめん、うどん無いからそばなら出来るけど」

そば3つに変更!

厨房に手伝いに行こうかと思う程の時間が流れ、お店のおばあちゃんがそばを持って来かけたのを運ぶのを手伝い、3つのはずが4つ作っていたので、父も食べ、お勘定は4人前で、しっかりうどんより100円ずつ高く、それまで「大丈夫かなぁ」とこちらが心配するほど頼りなかったお店のおばあちゃんは、支払いの時には素晴らしくシャンシャンした人になり、でも、空腹は満たされたので、みんな曖昧に幸せになり、、、。

そんな時間でした。

それ以降は快走路で、霧の中の阿蘇を抜け、やまなみハイウェイから湯布院に入りました。

楽しい一日でした(^_^)v